OBの声
 
TAさん(令和元年度卒業生)
 私は令和元年度に農業経済科を卒業し、看護専門学校に入学しました。専門学校ではレポート課題や資料作り、授業のグループ活動などでWordとExcelを使う機会がとても多いです。その際、タイピングに手間取ることなくレポートを仕上げられたりExcelの使い方に困らなかったりと、農業経済科で学んだ技術が今とても役に立っています。また、高校で取得したビジネス文書検定や情報処理検定などの資格を持っていることは私の強みだと改めて感じています。
 高校入学当初、私は全くタイピングができませんでした。しかし、基礎からしっかりと学ぶことができ授業は常に複数の先生方が対応しているので、質問しやすく優しく教えてくださります。そのおかげで今ではキーボードを見ずに打てるようになりました。パソコンに苦手意識がある人でも一年生のうちにはタイピングができるようになり、検定取得に向けての学習もあるので安心して検定に臨むことができます。
 水農は楽しいイベントや様々な体験をすることができ、高校3年間で得られた仲間や思い出、資格は一生の宝物になります。皆さんが水農で成長し、高校生活を謳歌できることを願っています。

SHさん(平成19年度卒業生)
 私は平成19年度に農業経済科を卒業し,東京農業大学へ進学しました。大学ではパソコンでのレポート作成が多く,農業経済科で学んだタイピングやExcelの学習は,素早く文章をまとめる時に大変役立ちました。大学では,教職課程を履修し教員免許を取得して,現在は水戸農業高校教諭として定時制農業科1年の担任をしています。
  また,農業経済科ではワープロ検定や情報処理検定そして簿記検定などの資格が取得でき,私はそれらの検定の上級の資格を取得することができました。水農は農業高校なので農業の基礎も学ぶことができ,現在の仕事にも大変役に立っており,収穫祭や水農祭などたくさんの行事があり有意義な高校生活を送ることができました。みなさんも,水農生としての3年間を楽しんで下さい。

OSさん(平成11年度卒業生)
 我が家は、那珂市で切花栽培を行っている専業農家です。現在、両親と共に施設でのカーネーションを中心に露地も含めて約6品目栽培しています。市場出荷の他に、一部を那珂市近辺の直売所などで直売しています。
  私はこれからの農業はパソコンくらい当たり前に使えないといけないと思い、水戸農業高等学校の農業経済科でワープロ・簿記・などの資格を取りました。その後、このまま就農するよりもっと花の勉強がしたくて、茨城県立農業大学校園芸部に入学しました。農業大学校では、プロジェクト学習や資格取得などたくさんのことを学ぶことが出来ました。また農大は全寮制なのでたくさんの友人ができ、今でも月に一度あって交遊を深めています。就農したばかりの頃はよく失敗し、父に「植物は生き物だから、手を抜けば手を抜いたなりの品物にしかならないし性格が出る」と言われました。農産物はいくら同じように作っても工業製品のように同じ物はできません、また、天候などにも左右され失敗することもたくさんあります。しかし、試行錯誤しながら一生懸命取り組むとそれなりに良いものが出来ます。このように自然の四季を身体に感じながらできるところに農業の楽しさや奥深さがあるのだと思います。今後は、自然環境を大切にしながら直売所などでの季節感のある花作りや、マイナー作物栽培へのチャレンジや、いろんな観点(自然・経営面・品物など)から見て、今度こそ一番といえるような花作りをしていきたいと思います。

KKさん(平成16年度卒業生)
 私は平成16年に農業経済科を卒業しました。農業経済科では簿記検定・ワープロ検定・情報処理検定などの資格取得、実習による農業学習など幅広く学ぶことができました。その中でも簿記について深く学びたいと思い、大原簿記法律専門学校に進学しました。
 専門学校では、入学後すぐに資格取得に向けた勉強が始まります。農豪経済科で学んだ簿記の知識がとても役立ち、日商簿記検定1級、税理士試験一部科目合格など難しい試験にも合格することができました。
 専門学校卒業後は税理士事務所(水戸市内)に就職しました。農業経済科、専門学校で学んだことを活かせる仕事に就くことが出来ました。その後は、平成25年12月に税理士試験に合格し、平成26年9月には税理士の登録を受けました。今後は、税理士としての仕事に挑戦していきたいと思っています。

KMさん(平成3年度卒業生)
 私は平成3年度に農業経済科を卒業し、現在は茨城新聞社の記者として仕事をしています。主に茨城県内の学校などで教職員や児童・生徒たちに取材を行い、教育現場や若者たちのさまざまな取り組みを記事として取り上げています。
   足で集めた情報を限られた時間内にまとめ、誰にでも読みやすい言葉で伝えるのは容易ではなく、記事は正確さと簡潔さはもちろん、時間との戦いでもあります。締め切り時間が迫る中でパソコンの文字を1文字ずつ探してキーボードを打っていては仕事になりません。冷や汗をかきながらも、時間前に原稿を書き上げたときは「高校時代に学んだパソコンやワープロの授業が役立っている」と実感します。
  農業経済科ではパソコンやワープロのほか、簿記、危険物取扱者などの資格が取得できます。農業高校ならではの取り組みも多彩で、収穫祭や水農祭は良い思い出になると思います。ぜひ、農業経済科で高校生活をエンジョイしてください。