1月28日(火),畜産科1年生が,「農業と環境」の授業で,ニワトリの解体実習を行いました。
5月上旬,ニワトリのひなを,一人1羽ずつ与えて飼育を開始し,生徒たちは,愛情を持ってひなの飼育を開始しました。初めて動物に触れる生徒も多く,ひなに名前をつけて,成長を楽しみ,放課後に自主的に世話をする生徒もいました。
飼育を開始してから体重測定,健康状態の観察などを行い,ひなから成鶏までの生育記録をつけて,ニワトリの飼育について学習しました。10月頃には,ひなが成鶏に成長し,採卵鶏として学校の鶏舎で飼育されます。
今回の授業では,学校の廃鶏(産卵数が少なくなった鶏)を使用して,ニワトリの解体方法を学習しました。「命と真剣に向き合うこと」をテーマに,と殺,脱毛,解体などの作業を1班2~3名で行いました。
作業ごとに教員が丁寧に説明を行い,生徒は,その都度,分からないことを教員に確認しながら作業を進め,肉の部位(もも肉,胸肉,ささみなど)の確認や内臓観察などの学習を行いました。
実習を終えた生徒からは,「ヒナを初めて手に乗せた時は,とても感動した。5月だったので,ゴロウと名付け,成鶏まで大切に育てました。実習を通して,命の重みを実感し,動物への感謝の気持ちを改めて認識した。将来は,動物の飼育員を目指し,これからもしっかりと勉強していきたい。」との感想が聞かれました。
また,実習当日には,県教育委員会の宮地指導主事に視察をしていただきました。
体重測定・健康状態の観察(5月) 餌付け(5月)
実習の様子(手順の説明) 実習の様子(解体手順の説明)
実習の様子(解体) 実習の様子(肉の部位の確認)
畜産科1年が解体実習を行いました