2022.7.10 野球応援

7月10日 第104回全国高校野球選手権茨城大会の1回戦,全校生徒で応援に参加しました。

対戦相手は県南の取手第二高等学校です。初回幸先よく2点を先制し,その後一時は逆転を許しますが,すかさず追いつき,中盤には4点差をつけ突き放しました。しかし8回表に一挙7点を許してしまい,惜しくも10-13で1回戦敗退となりました。応援した生徒たちは,強い日差しが照りつける中,一生懸命CD音源に合わせて拍手を送り,選手達を大いに盛り上げてくれました。敗れはしましたが,同じ目標に向かって水農生徒一丸となることができました。野球部の皆さんありがとうございました。

本校生と茨城女子短期大学保育科学生との田植え体験

令和4年6月1日(水)、2日(木)の2日間、水戸農業高校生徒の保育系進学希望
者と茨城女子短期大学保育科学生70名が、本校農業科の水田で田植え体験を実施し
ました。本校生が、短大生に田植えの手本を示しながら20aの面積を手植えで行い
ました。また、本校生にとっては進学先の一つとなる短大生から、生の声を聞くこと
で学校選びの参考とするなど貴重な交流の場となりました。

令和4年6月6日付 茨城新聞15面  茨城新聞クロスアイ(写真・動画)

サッカー部活動報告

令和4年5月3日  練習試合 VS笠間高校

 笠間高校と練習試合を行いました。結果は1-1と引き分けでしたが、2・3年生からは、昨年からの成長を感じ、新一年生(勝田1中出身 農業科の鈴木君 背番号8)からはゴールもありいいゲームでした。次回は白星を挙げれるように頑張っていきましょう。

 

 

 

4月 食品化学科 ジャム実習

食品化学科の 「ジャム製造実習」 の様子です

イチゴジャムの主原料は 「イチゴ」 と 「グラニュー糖」です。これにクエン酸とペクチンを加えて煮詰めたものがジャムになります。

まずは,イチゴです。新鮮なイチゴを用意し,1つ1つ手作業で「ヘタ」をとっていきます。ヘタ取りが終わったら水洗いします。
  

イチゴを大きな蒸気二重釜に入れて,グラニュー糖を加えて煮詰めていきます。実習室いっぱいに,イチゴと砂糖の甘い香りが充満します。
  

途中でクエン酸とペクチンを加えながら煮詰めます。
あまり長時間煮るとイチゴの風味が損なわれるため,糖度と粘度を見ながらできるだけ短時間で仕上げていきます。
  

できあがったジャムはすぐに分注用の器具にとりわけ,ずらりと並んだ缶に分注していきます。
液体ばかりになったり,粒ばかりになったりしないように,1缶ずつ調節します。少数ですが,缶詰以外に瓶詰めも作ります。
  
  

ジャムを入れた缶は「缶詰巻締め機」でふたを取り付けて密閉した後,高温高圧の「蒸気殺菌釜」に入れて120℃,10分間の殺菌を行います。
高温処理後は冷水で急冷します。
  
  

缶表面の水を拭き取ったら,1つずつラベルを貼って完成です。
出来たてよりも3ヶ月以上おいた方が,味がなじんで美味しくなります。未開封であれば長期保存が可能ですが,開封後は缶に入れたままにせず,ガラス器などに移して冷蔵庫に入れ,早めにお召し上がりください。
  

5~6月 食品化学科 みそ実習

食品化学科の 「みそ製造実習」 の様子です

味噌の原料は 「大豆」 と 「麹(こうじ)」 と 「塩」 です。
麹とはお米にコウジカビという菌の一種が生えたもので,カビの作り出す酵素の働きで,お米のデンプンやタンパク質が分解されて,甘い糖分や,うまみ成分のアミノ酸になったものです。麹にはそれらの酵素が多量に含まれるため,麹と大豆を混ぜて寝かせることで,大豆の成分も分解・発酵しておいしい味噌ができます。

まず,麹を作ります。
お米を洗ってから,大きな蒸し器で蒸かしてご飯をつくります。
  

ご飯が適温まで冷めたら,コウジカビの種菌を混ぜて発酵させます。すると,コウジカビの菌糸がいっぱいに生えて麹になります。
程よいところで塩を混ぜる 「塩切り」 を行います。塩切りを行うことでコウジカビの活動が進みすぎるのを止め,また,この塩が味噌の塩分になります。
  

並行して大豆を準備します。
大豆にたっぷりと水分を吸わせたら,大きな窯でゆでます。ゆであがった大豆はざるに上げて冷まします。
  

塩切りした麹と,ゆで大豆を混ぜ合わせます。丁寧に混ぜ合わせることで均質な味噌ができます。
  

麹と大豆を混ぜ合わせたものを 「味噌漉し機」 という大きなミンチの機械でつぶします。この段階では大まかにつぶすので,大豆の粒が多少残っています。
  

できたものをたるに詰めます。使用するのは木のたるです。使い込んだ木のたるには有用な微生物がすみついており,また,木は適度に水分やガスを出入りさせるので,おいしい味噌ができるための発酵の条件が整います。
  

空気を抜いてしっかり詰め込み,密封して重石を載せます。
  
9月~10月頃には味噌になりますが,まだ粒が残っているので,これをもう一度「味噌漉し機」で漉してなめらかな味噌が出来上がります。

完成した味噌はパックに充填し,ラベルを貼って完成です。