秋季高校野球水郡地区大会 

【優勝】

 

1回戦:水戸農業 17×7 小瀬(6回コールド)

投手:富永(佐野)、田村(城里常北) - 寺門(金砂郷)

 

準決勝:水戸農業 5×3 太田西山

投手:桜井(山方)、小瀧(城里常北) - 寺門(金砂郷)

 

決勝:水戸農業 12×11 太田第一(逆転サヨナラ優勝決定ホームラン)

投手:桜井(山方)、小瀧(城里常北)、田村(城里常北) - 寺門(金砂郷)

 

11月4・5日にかけて、秋季水郡地区大会が行われました。夏休みの練習試合では、勝利が先行し、自信を持って秋季予選に向かおうとした矢先、投手に複数けが人を出してしまい、不本意な結果となってしまいました。そのような中でしたが、自分達が現状できる練習を積み重ねてきました。けが人も復帰し、秋以降どれだけ成長したかを見せる今シーズン最後の公式戦。

初戦は、幸先よく点数を重ねたものの、逆転を許し一転厳しい展開に。硬さも見られ、ありえないミスを連発。しかし、「普通にやったら負けないからできること、練習してきたことを出そう」と声を掛け、終わってみれば大差で勝利しました。同じ日に行われた準決勝は、太田西山の140キロ超えの投手からいかに点を取れるかが鍵でした。抜群にキレのあるボールに苦しみましたが、4番寺門(金砂郷)、5番桜井(山方)のタイムリーで勝負を決めました。また、ケガから復帰登板となった桜井も130キロを超えるストレートとカットボールで相手打線を、自責点0に抑えました。

決勝戦は、投手陣に連投の疲れがあり、序盤からある程度の失点を覚悟しなければならない試合となりました。そんな中、下位打線がつながり、得点を重ねることができました。しかし、10対8で迎えた9回表、四球に長打、失策が絡み3点を奪われ逆転されてしまいました。9回裏も簡単に2死を取られ、万事休すかと思われましたが、1番小瀧(城里常北)が粘って出塁し、主砲田村(城里常北)が打った瞬間それとわかる、逆転サヨナラ優勝決定ホームランを放ち、12対11。4年ぶりの優勝を決めました。

 まだまだ、攻守に不要なミスをするチームではありますが、大会の中でも成長を収め、優勝することができたのは大きな自信となったと思います。また、後半の競り合いに弱いチームが、その緊張感に打ち勝ち、大会を通して後半に力を発揮したことは、何より今大会で大きかった事かと思います。優勝決定後の保護者の方の涙など、チームが一丸となって戦えたこと、応援してくれた方々に一つの成果を出せてよかったです。オフシーズンも春の県大会出場、そして勝利に向けて力を蓄えていきます。今後とも応援宜しくお願い致します。